爪、伸びているでしょう…
ある高齢者施設にお伺いしました。
「爪、伸びているでしょう…。」と、
その男性利用者さんは、
靴下を脱ぎながら、少し恥ずかしそうに話されています。
写真の上の段が、その時の足です。
「爪、伸びていますね…。」
親指以外は、爪先がかなり厚くなっていて、
普通の、いわゆる「パチン!」と切る爪切りでは爪を切ることができない状態です。
2年ほど伺っている施設なので、
利用者さんに「フットケア」はかなり浸透していて、
お一人当たりのケア時間も短くなっています。
ということは、お一人お一人の爪の状態が以前よりも良くなっているということです。
その中で、久しぶりにお目にかかった「かなり伸びた爪」でした。
施設を移って来た方のようで、
爪切りは施設でしてもらっていたそうです。
が、どのように爪を切ってもらっていたのでしょうか。
帰りに、
「すっきりしました。
また、お願いします。
爪がきれいになるだけで、こんなに気分がいいもんなんですね。」
と、話してくださいました。
肥厚している爪、少しずつ薄くしていきますので、
また、足を見せてくださいとお伝えしました。